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国造神社(こくぞうじんじゃ)


阿蘇国造神社


今月20日にSNF歩こう会で熊本県内で最も古い神社の一社である阿蘇国造神社(北宮)に行った。国造神社は名前からして天皇家とゆかりのある神社で、皇室関係の方々も参拝しておられます。肥後国誌によれば、崇神天皇の代に速瓶玉命が肥後国造に任命され、景行天皇18年(西暦88年)に、国造神社を修造し祭典を整えたとある。一・二の明神鳥居に参拝後、本殿へ。
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阿蘇国造神社(北宮)は阿蘇神社(本宮)の北、約3Kmの外輪山の麓(熊本県阿蘇市一の宮町手野2110)にある。現在の本殿は寛文12年(1672年)に細川五代綱利公が造営したもの。国造神社は延長五年(927)に完成した延喜式神名帳には国造神社(くにつくりじんじゃ)と書かれている。 御主神の国造 速瓶玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)は肥後一ノ宮 阿蘇神社の主神 健磐龍命(たていわたつのみこと=神武天皇の孫)の 第一の御子神。このお方は阿蘇国造大神と称されており、阿蘇の開拓に水利と国土開発の大業をなされ、庶民に農耕を教え畜産に植林にと庶民に人徳を施されたとの由。
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他の御祭神は御主神の妃である雨宮媛命(あめのみやひめのみこと)、御主神の第二の御子である高橋神(たかはしのかみ)、第三の御子である火宮神(ひのみやがみ)の四座。
そういう関係でこの神社の神事は農耕に関するものが多く、歌初めの祭り(旧暦1月16日)、 春祭(3月28日)、御田の祭(7月28日)、、眠り流し(8月6日)、田の実祭(9月23、24日)など。 これらの祭りは昭和57年阿蘇神社のお祭りと一緒に「阿蘇の農耕祭事」として国の重要無形民俗文化財(芸能)に指定されている。
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国造神社(こくぞうじんじゃ)_a0093965_21191232.jpg【左記の鯰宮写真はインターネット画像をお借りしました】
本殿の脇には鯰(なまず)宮という小さな宮がある。ナマズの研究をされている秋篠宮殿下も、その関係で来られたようです。記念樹も植えてあります。


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↓ 本殿左側に「門守社」跡(石垣)がある ↓
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↓ 白蛇の桧~古くからこの桧には白蛇が宿り、時々、姿を現すが、この白蛇を拝んだ(見た)者は運が開けると伝えられている ↓
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by taminamikawa1 | 2013-09-30 18:26 | 登山、ハイキング
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