6月26日(月)付け西日本新聞朝刊こだま欄に失言生む本性「3人目の自分」と題しての記事が掲載されていた。
心理学では「3人目の自分」という視座があり、下記の3つがある。
① 1人目は人から見た自分
② 2人目は自分しか知らない自分
③ 3人目は自分でも気付かない自分
仏教でも「阿頼耶識(あらやしき)」 (註)という言葉があり、「潜在意識で本性を指す」
人間の「本性」について、昔からいろいろな説がある。例えば、
中国の孟子が唱えた「性善説(人の本性は善であり、人を信じるべきだという考え方)」と荀子が唱えた「性悪説(人の本性は悪であり、人は疑ってかかるべきだという考え方)」
また、西洋には人間の心には「ジキル博士」と「ハイド氏」があるという。
自分自身を振り返って見ても、
①普通の自分
②何かのはずみでカッとなり、冷静さを失った自分
③潜在意識の中から顕れる想定外の自分等がある。
何故、上記のような心理学の分野である「3人目の自分」について考えたというと、
最近、国会議員の失言問題には、この「3人目の自分(潜在意識の自分/想定外の自分)」によるところが大きいのでは思われる。
(註)