西鉄電車二日市駅から商店街を通ってJR二日市駅に行く途中、竹原山・正行寺(しょうぎょうじ/浄土真宗東本願寺派・福岡県筑紫野市二日市中央4-7-1)に立ち寄った。お寺の庭がこれほど手入れと清掃がよく行き届いている庭は京都の有名なお寺を除いてないのでと思うほど完璧であった。岩・砂をベースとした庭園は一見の価値ありの一押しのお寺である。
↓ 三重塔 ↓
↓ 鐘楼 ↓
↓ 古井戸 ↓
↓ 庭を見るだけでも心が癒される ↓
文祿2年(1593)2月10日創建。開基は了圓法師、俗名を竹原主水正種善(たけはらもんどのしょうたねよし)という。代々、竹原氏は、肥後国阿蘇家の一族の武将であった。戦国時代、島津勢との激戦の末、敗北。竹原主水正種善は筑前二日市に辿り着き、戦乱の世に無常を感じて出家した。時に天正11年 (1583)。法名を「了圓」と号し、本願寺教如上人の弟子となった。その後、二日市の旧家大賀家の先祖より寺域の寄進を受け、坊舎を建て、文祿2年に、本願寺より木佛と寺号「正行寺」を申し受けた。寛文九年、第三世玄周に至り、本願寺15世・常如上人の代に大谷派に帰属した。